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記事: ヌメ革の魅力について

ヌメ革を使ったアイテムが並んでいる画像

ヌメ革の魅力について

ヌメ革の特徴

Uniquteではさまざまな革製品を製造しています。ひとくちに革と言っても革には多種多様な種類が存在します。
その中でもヌメ革には革好きの方々を惹きつけてやまない特別な魅力があります。
使い込むほどに魅力を増し、所有者と共に成長するこの素材について、より多くの方々に知っていただきたいと思います。

ヌメ革とは

ヌメ革と聞いてどのような革か想像がつくでしょうか?

革には「本革」と「合成皮革」のようにそもそも「動物の皮」を原料にしているかどうか、という分類もあれば、その「本革」の中でも牛革、豚革、ワニ革などといった「どの動物の皮」を原材料にしているかという分類もあります。

ではヌメ革はどのような革なのでしょうか?ヌメ革とそれ以外の革を分けているもの、それは皮を鞣(なめ)す方法にあります。

※「鞣す(なめす)」とは、さまざまな化学物質や天然物質を用いて皮を処理し、動物の皮を腐敗から守り、柔軟性や耐久性を与えるために行うプロセスの事をいいます。

この鞣しの過程を経て「皮」は「革」へと変わり、私たちのバッグやお財布の素材となります。

ヌメ革の説明をする図

ヌメ革とは何か?その答えは、タンニンを使用して鞣(なめ)された皮革のことです。植物の樹皮や幹、葉、実などに含まれる天然成分であるタンニンは革のコラーゲン繊維と化学的に結合することで、革を柔軟にし耐久性を与えてくれます。

なお、タンニンは皮への浸透に時間がかかるため、じっくりと時間をかけて漬け込む必要があります。このため一般的によく使われているクロムなめしの革に比べ、ヌメ革は完成までにより多くの時間がかかります。

また、型押しや顔料着色などの表面加工を行わず、必要最小限の加工のみを施し、革本来の風合いを感じられるように仕上げされる傾向が強いのもヌメ革の特徴のひとつです。他の革と異なり、表面加工が抑えられていることがヌメ革の様々な魅力をより引き出してくれます。

では次に、このタンニン鞣しによって作られるヌメ革には、どのような魅力があるのか、具体的に迫っていきましょう。

ヌメ革の魅力

1. 経年変化(エイジング)

ヌメ革の最も魅力的な特徴の一つは、その経年変化にあります。ヌメ革は使い始めこそ固く感じるかもしれません。しかし時間が経つにつれ、使い込むにつれて、革は徐々に柔らかく深みのある色合いへと変化していきます。

この経年変化という特徴は、まさにヌメ革がタンニンによって鞣されることに由来しています。皮の繊維はタンニンで鞣されることによって、太陽光(紫外線)、空気、水分といった環境要因に対して敏感になります。これはタンニンがこれらの要素と反応しやすい化科学的特性を持っているためです。

この環境に敏感であるという特徴により、日々の使い方、手の油、日光の影響など、持ち主のライフスタイルに応じて、それぞれのユニークなストーリーが革に刻み込まれていくことになります。

このエイジングプロセスを通じて、ヌメ革はより個性的で、自分だけの特別なアイテムへと成長していきます。

2. 丈夫で長持ち

ヌメ革のもうひとつの大きな特徴は「丈夫で長持ち」という点です。

なぜ丈夫で長持ちするのか、その秘密もやはり「タンニン鞣し」という製造過程にあります。

タンニンには動物の皮の繊維を収縮させる効果があります。タンニンが皮の繊維に浸透し、時間をかけてじっくりと作用することで、繊維がより密に結びつきます。これにより耐久性を高め、引き裂きや摩耗に対する抵抗力を向上させているのです。

またタンニンには抗菌性や抗真菌性の特性があり、これによりヌメ革はカビや細菌の成長を防ぎやすくなります。※完全に防いでくれる訳ではないので適切な保管・メンテナンスは大切です。

3. 革の表情が豊か

ヌメ革の素材感

ヌメ革は他の革製品に比べると表面の加工が少ないため、革が持つ質感やそれぞれの特徴を直接感じることができます。

これには、生きていたときの動物についた傷跡や虫刺されの痕、皮膚の伸縮による自然なしわなどが含まれ、それぞれの革に独特の個性を与えてくれます。

革製品になった時、これらの特徴は「表情」として現れ、革の質感、色合い、そして触り心地に豊かなバリエーションを生み出し、世界に二つとない独自の美しさを持つことになります。

お手入れについて

1. 水濡れに注意

ヌメ革は水に弱く、濡れるとシミになることがあります。水滴がついた場合は、すぐに柔らかい布で軽くたたいて吸い取り、自然乾燥させてください。

2. 色褪せ

直射日光や強い光に長時間さらされると、ヌメ革は色褪せや変色を起こしやすくなります。製品を保管する際は、直接日光が当たらない場所を選ぶことが重要です。

3. 定期的なメンテナンスの必要性

ヌメ革ならではの経年変化をお楽しみいただくために、定期的なメンテナンスが必要です。

定期的なオイルケアにより保湿することで革が乾燥したりひび割れたりするのを防ぎます。1-2ヶ月に1度のペースでケアを行う事をおすすめしております。

4.保管方法

湿度が高い場所や直射日光が当たる場所を避け、通気性の良い場所に保管してください。時々日陰干しや乾拭きなどを行って表面の汚れや湿気を除去してください

ヌメ革の繊細さは、一見するとデメリットのように感じられるかもしれません。特に、水に弱い性質や色褪せの可能性は、日常の使用において注意を要する点です。

しかし、これらの特性はヌメ革の持つ独特の魅力とそのものでもあります。環境要因によって影響を受けやすいからこそ、使い込むほどに深まる色合い、手に馴染む柔らかさ、そして刻まれる傷やシミなどユーザー独自の物語を楽しむことができます。

ヌメ革商品のご紹介

Uniquteでは、一つひとつの製品に対して、細部にわたるまで丁寧な手仕事を施し、高品質なバッグやアクセサリーを生み出しています。

これまで見てきたようにヌメ革は、使うほどに自然と手に馴染む質感に変化していきます。

ヌメ革のハンドルカバーが並んでいる画像

この経年変化というヌメ革の特性を楽しむ為のアイテムとして、Uniquteのヌメ革ハンドルカバーをご紹介したいと思います。

バッグのハンドルカバーという日々手に触れるアイテムにヌメ革を採用することで、より経年変化を実感し、自分だけのバッグを育てる喜びを実感できるのではないでしょうか。

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